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未生(ミセン) 感想 評価 レビュー
韓国語タイトル:미생/ ミセン
・2014年韓国放映 / 2016年7月視聴
・出演イケメン:イムシワン カンハヌル ピョンヨハン オミンソク
・内容:会社員の苦悩と成長。社会派ドラマ。
総合評価:5!!
総合 ★★★★★
イケメン ★★★★★
ときめき ★
ストーリー ★★★★★
脇役 ★★★★
これね、全会社員、もしくは元会社員、そしてこれから会社員になる人全てに観てもらいたい、本当にすばらしいドラマだと思います。
ちなみにラブ要素は、ほぼゼロです。
一流の商社で働く新人の契約社員、チャングレ(イムシワン)を中心に、それぞれの苦悩や小さな幸せ、成長が丁寧に描かれています。
何がすごいかって、普通なら新人が居て、理解してくれる先輩が居たり、いじわるな上司が居たり、そんな中で悪戦苦闘。。。ってな感じに進んで行くと思うのですが、このドラマが素晴らしいのは、新人契約社員だけが苦悩するのではなくて、いろんな立場の葛藤が描かれている事です。
ハイスペックな同期のチャンベッキ(カンハヌル)の嫉妬と葛藤。
ずるがしこくて嫌なやつだと思ってた壁犬、ハン君(ビョンヨハン)のがんばり。
優秀だけど女だからと馬鹿にされたり、セクハラと戦うアンさん(カンソラ)。
一瞬嫌な先輩かと思いきや、優しくて、チャングレを見守ってくれるキムドンシク代理(キムデヨン)。
女性管理職として活躍するも、家族との時間を犠牲にしている事に葛藤するソン次長(シンウンジョン)。
厳しいけど情が熱くて、最高に素敵な上司、オ課長(イソンミン)。
偉くなったけど、元は熱い商社マンだった専務(イギョンヨン)。
恵まれていると思う立場の同僚も、仕事に慣れているであろう先輩も、そしてその上司も、全ての人が悩んで、それぞれの立場で葛藤しながら話が進んでいきます。自分が新入社員だった時代にこれを見ていたら、新入社員の気持ちしか理解できなかったかもしれませんが、ある程度大人になったインコヌナは、会社の不条理やジレンマやら、上の人には上の人の悩みがあるんだなって事とかもぼんやり分かってきて、どの立場にも共感でした。
会社員あるあるが過ぎて、自分に重ねて何度も泣いてしまいました。
ブログを書くために、少し復習のためにあやふやだったところだけ観なおそうと思ったんですが、ついついずーっと見てしまいました。
そして、何回も見てるはずなのに、毎回同じシーンで泣く。うわ~ん。チャングレにもハムをあげてよ~~~~!
イカとハムがつらい
私達ドラマ班(インコヌナの友人4人で結成しているグループ)でも、未生の1話、イカのシーンと15話くらいで自分だけハムがもらえないシーン。これは2トップでつらいシーンとして語り継がれています。
「○○のドラマのあのシーン、めっちゃつらかったわ~」
という話題になると、必ず「未生のイカのシーンとどっちがつらかったか?」っていう比較になります。
そして、大概はイカの方がつらかった。って話になりますw
誰かが死ぬシーンとかより身近な感じがして、自分の事のようにつらくなるというか。今までの人生で少なからずあった、居心地の悪かった場面を走馬灯のように思い出すというか。
お父さんのお下がりの古いスーツを着て出社してるだけでも、胸痛いのに、オモニがなけなしのお金で買ってくれた新品のスーツでイカつぼに手つっこむとか。しかもインターンの奴らが仲間外れにしてくるし。それをじっと耐えるチャングレ。もうつらくて泣くしかない。
2回目の超つらいシーンは、みんなチュソクのプレゼントでハム(スパム?)もらってるのに、契約社員は油しかもらえないシーン。
大活躍した後だったからなおさらつらかった。みんなと仲間になれたと思ってたのに。なんでそんなところで差別する???油だってそこそこ値段するんだから、そこはもうハムあげてよ!!!
チャングレの体験がそのまま自分の体験のように感じるんですよ。見てる側も。
うわ~~~ん!
ワンインターナショナルに行ってきました!
未生が好きすぎて、2017年にワンインターナショナルのビルにも行ってきました(ミーハー)
※壁の文字は合成です。
このビルは、ソウル駅の目の前にあるので、旅行中にも行きやすいですよ!
うちの会社にはなぜチャングレが新入社員として入ってこないのかと恨めしい気持ちになったりもします。
イムシワン君を初めてドラマでみたのは、「太陽を抱く月」の子役をやっていたときでしたが、チャングレが後輩として入社してきたら、、、、悩みを聞くふりしながら会社の帰りにトッポギとか食べに行きたい。
「インコソンべ(先輩)!」と最初呼ばれてたのに、いつのまにかなつかれて「インコヌナ!」と呼ばれるようになってたい♡♡
未生(ミセン) お気に入りシーン
ここからネタバレあり↓↓↓↓↓
感動したお気に入りのシーンもあります。いっぱいあるのですが、特に好きなシーンを紹介します。
チャングレが精いっぱいプロらしく、一生懸命まとめた企画をオ次長にプレゼンしたら、全くダメとぼろくそ言われてしまいます。その企画書を偶然見たチャンベッキは「よい企画だと思う」と答えます。
。。で二人とも研修に出されるんですね。
「10万ウォン(約1万円)で何かを仕入れて売ってこい」とオ次長に言われます。チャングレは靴下とパンツを10万ウォン分市場で仕入れてきます。
チャンベッキは大学の先輩のところに行き、買ってくれと頼みますが断られます。「高級な食事を奢るのはかまわないが、これは買ってあげられない」この先輩もチャンベッキがなぜこの研修をさせられているのか、理解していたんですね。
そして地下鉄の中で靴下を売ろうとするチャングレ。恥ずかしくて客のふりをするチャンベッキ。全く売れないのですが、必死で売ろうとするチャングレを見て、その必死さにまで嫉妬している自分を少し恥じます。
地下鉄でも売れず、チャングレは自分が居た碁会所の師匠に靴下を買ってくれとお願いしに行きます。でも師匠にも断られてしまいます。「ここに来るべきではなかった。ここでなら買ってくれるからだ。でも上司の意図ではないはずだ」とまたもや断られます。
で、サウナの前でパンツ靴下を売り始めます。恥ずかしいから酒をひっかけてから大声で売り始めます。サウナの前なら、替えの下着や靴下を持ってない人に飛ぶように売れます。
オ課長は、「買いたい人に売る」という商売の本質を二人に学ばせたわけですね。
どんな良い物でも、買いたくない人に売ろうとしてもしょうがないし、売れない物も、時間と場所を変えれば売れる。私は営業ではないので、あんまり関係ないけど、商売の本質、サラリーマンの本質、という物は常に心にとどめておきたいと思います。
会社員で居ると、ついつい不満爆発しそうになったりとかセクハラやパワハラにあったりとか、毎日けっこう大変なのですが、この未生のチャングレを思い出して、自分を奮い立たせていこうと思います。
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